当社子会社であるドリーム開発株式会社が事業主体として運行を計画していた「モノレール大船・ドリームランド線」のモノレール事業を中止することになりましたので、お知らせいたします。
「モノレール大船・ドリームランド線」は、「横浜ドリームランド」へのアクセス交通機関として、1966年に開業しましたが、設計上の問題から1967年より運行休止となっておりました。 ドリーム開発(株)は、旧日本ドリーム観光(株)の子会社であるドリーム交通(株)から鉄道事業権を譲り受け、運行再開にむけて調査を重ね、事業化の検討を進めてまいりました。 しかしながら、地域の交通・道路環境の変化や沿線人口の変化などにより需要予測が減少する中で、当初導入予定であったHSST(常電導磁気浮上式リニアモーターカー)の事業計画を変更し、ローコストの輸送システムである小型モノレールの導入も含め検討いたしましたが、誠に遺憾ながら事業採算の確保ができないとの結論に達しました。 一方、当社はダイエーグループ「新3カ年計画」に基づいて抜本的なリストラクチャリングの実行が不可欠であり、事業採算の確保の困難な事業を推進することは出来ない状況にあります。 このような状況からモノレール事業についてはこれを断念せざるを得ないと判断し、横浜市にその旨を申し入れいたしました。
今後の対応については、関係者の方々や地元住民の皆様にご理解を頂けるようご説明をするとともに、事業中止に伴う既存橋脚などの鉄道施設については早期に撤去していきます。また交通計画などドリームランド跡地周辺の今後の街づくりについては、横浜市と協議を進めながら、協力して取り組んでまいります。
なお、今回の決定にあたりモノレール事業中止に関わる損失として施設の撤去費用等が発生いたしますが、必要な手当ては済ませております。 |